マイホームを計画するきっかけの一つに、「家族が増えて手狭になったから」というものがあります。
出産を機に、または子どもが成長するにつれて、「そろそろマイホームかな」という気持ちになるものなのです。
そして、土地を取得するところから始めるのなら、「どこに住むのか」は重要問題。勤務先や実家の近く、といったことも選択肢の一つとしてはありますが、選ぶ場所は、お子さんたちにとっては「故郷」です。広さや価格だけではなく、周囲の環境や住みやすさにもこだわり、永く安心して過ごせる街を選びましょう。
今回は、子育て世代の方たちにとって「住みやすい街」を考えてみます。
子育てをするには、どこに住むのかはとても大事。四字熟語「孟母三遷」は、中国の戦国時代の儒学者である孟子の母は、わが子が、教育に環境の悪い影響が及ぶのを避けるために、墓地の近くの家から市場の近くの家へ、さらに学校の近くの家へと、3度にわたり住まいを移した故事をもとに生まれました。
子どもは周囲の影響を受けやすいため、教育環境を選ぶことが大切であるという教えです。
要は、お手本となる大人が比較的たくさん住んでいる街だと言えるでしょう。また、心身共に成長期である子どもにとっては、大きなトラックが行き交う交通量が多い場所や、誘惑の多い騒がしい繁華街ではなく、規則正しい生活習慣が身に付く、健康的に暮らせる落ち着いた環境が望ましいと考えられます。
子どもにとって、安全に、元気いっぱいに遊ぶことができる公園がある街は、住環境としてはかなり高ポイントです。子どもの日常は遊びであり、遊びを通して様々なことを学んでいるからです。
毎日遊ぶ子どものためにも、公園は楽しく、広く、飽きないように複数の選択肢があると望ましいですね。公園は近所の子どもたちやママ友と交流できるという目的もあります。
大阪府のベッドタウン「千里ニュータウン」が開発された豊中市には、子育て世代がたくさん住んでいます。豊中市の場合、広さ約126ha(甲子園球場の約33倍)という府下最大級の規模を誇る服部緑地公園があり、長さ20mのロングスライダーがある「こどもの楽園」や、夏季限定でオープンするプール「ウォーターランド」があるため、子育て世代の人気スポットです。
他にも、吹田市には万博記念公園がありますし、大阪市でも城東区エリアは大阪城公園に近く、四季折々の自然を身近に感じることができます。
わざわざ遠くに出かけなくても、身近で元気いっぱいに遊べる公園があるこれらの街は、子育て世代にとっては魅力的だと言えるでしょう。
子育てと社会参加を両立させる共働きの家族を支えるのは、保育所。土地を取得しようとしている街には、保育所はあるのか、待機児童が溢れていないかを確認してみましょう。
大阪府のホームページには「保育所等利用児童数・利用待機児童数等」が公表されています。
これによると、令和2年10月1日時点で待機児童数「0」を実現している政令・中核市は、寝屋川市と高槻市。
市町村では、松原市、大東市、門真市、泉南市、阪南市、能勢町、熊取町、田尻町、岬町、太子町、河南町、千早赤阪村が「0」を実現。共働きを支えるサポート体制がバッチリ整っています。
とは言え「0」ではない街も、待機率(待機児童数/<利用児童数+待機児童数>×100)を見れば、大阪市内0.05%、堺市0.50%と大健闘。厚生労働省では、各自治体の取組状況を把握し、潜在的ニーズにも対応した保育の受け皿の拡充にむけて様々な支援を強化予定。大阪府下のすべての街が、子育て世代が住みやすい街づくりを目指しています。
大阪府で、子育てのしやすい街を選ぶなら、子どもたちが安全に元気いっぱいに遊べる公園が近くにある街がおススメ。
豊中市や吹田市、大阪市内なら城東区エリアなど。
また、保育所の数が多く、待機児童が少ない、寝屋川市や高槻市をはじめとする、待機児童数「0」の街や、限りなく「0」に近い大阪市や堺市なら、共働きの家庭も安心して子育てと社会参加を両立させることができるでしょう。
2021.05.21
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